小出斉のブルース雨アラレ 小出 斉(著)

稀代のブルース評論家であった小出斉氏が、1993年から2017年までギター・マガジンに執筆した⻑寿連載コラム"ブルース⾬アラレ"が待望の単行本化!四半世紀にも及ぶ全285回の連載を完全網羅し、計592ページにわたってその時々のブルース時事ネタを綴っている。「アルバー卜・コリンズを偲びつつ...」(1993年2月号)、「急逝、 ジョニー・ギター・ワトソンに捧ぐ」(1996年7月号)など、タイトルを眺めるだけで当時の記憶が蘇ってくるが、ブルース再ブームとなった1990年代前半から2010年代までのブルース史を客観的にとらえた貴重な記録集とも言えるだろう。また、生涯現役のブルースマンでもあった小出氏は、ギター1本を担いで全国津々浦々をツアーして回ったが、その際のエピソードも面白おかしく記されており、日本のブルース・ミュージシャンの過酷な実態も垣間見ることができる。もちろん、氏の十八番でなるブルース/R&B関連のディスク紹介も大充実。700枚超のアルバム、編集盤、映像作品などを紹介している。まるで辞典のように重厚な本書は、1000年後の『古事記』、『日本書紀』のような存在になっているかも!?
型番 リットーミュージック ISBN:978-4-8456-4119-2
販売価格 3,300円(税込)
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